中途採用と新卒採用との区分

 同じ求人広告でも、新卒採用を念頭に置いたものは、中途採用向けのそれとは大きく異なります。応募者が社会人としての経験を有していないことを前提にしているため、具体的なスキル、能力を要求することはありません。ですから大学新卒者の夢を膨らませるような広告が一般的です。中小企業の採用担当者の中には、こうした区分、すなわち中途採用と新卒採用との違いを、きちんと踏まえていない人が見受けられます。そのような人に限って、両者に呼びかけるような求人広告を作成してしまい、失敗するのです。

 両者は選考プロセスにも様々な違いがあります。まず期間ですが、中途採用は短期に終わることが多く、新卒採用は相対的に時間が掛かります。中途採用の多くは広告を作成してから応募の受付が始まり、選考試験・面接を経て入社に至ります。この全プロセスを数か月で済ませるところがほとんどです。それに対して新卒採用の場合、広告掲載日が就職解禁日に当たります。その後、エントリー期間、説明会の開催、選考試験・面接、内定といったプロセスがあり、晴れて採用に至ります。ですから就職解禁日を基に計算すると、少なくとも半年は採用活動に従事しなければなりません。しかも最近はインターンシップを設けているところも多く、採用担当者の従事する期間は長大なものとなります。

 いずれの採用形態においても、優秀な人材を欲する点は一貫しています。能力別に社員を見ると、創造力があり、会社を活性化する人材、相応の仕事はこなせる人材、プロジェクト進行を妨げる人材の3タイプに分けられるのが一般的ですが、最初に挙げた人材を確保することは困難です。

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